本来の美容師と経営者の姿

本来の美容師と経営者の姿

美容師さんの中には人のヘアスタイルを作るだけではなく、それを作品としてキレイに残したい、という願望を持つ人もいるのだと思います。そして美に関わる人として、芸術にも長けている人が多いのかもしれません。作品撮りという事に夢中になっていく美容師さんも少なくないようです。また美容室全体でこの作品撮りが盛り上がって、閉店後や定休日にわざわざ撮影日を設けている様な美容室も有るようです。ですがそれが美容室や美容師の自己満足に終わっていないか、という事をチェックする事が必要だと思うんですね。そういう撮影の時間にひとつでも新しいカラーの試しをやってみる、とか今日のお客さんのカルテを見直してみる、とかお客さんにメッセージを送る、というような事も出来る訳です。経営者自身が作品撮りやネット投稿を楽しんでいる場合には、冷静に経営を見直す事も忘れてはならないような気がします。ネットを使用したい画ばかりに、投稿してもそこまで反響のない画像を時間をかけて何枚も撮影するような事をしていないか、と冷静に振り返ってみる必要がありそうです。決して悪い事ではないですし、確かに一定の年齢層に対しては集客の効果があるかもしれません。ですがそのために架けた時間とその効果を検証してみる、という冷静さが経営者には求められると思いますね。どんなにキレイなヘアスタイルの画像を見て美容室を選んだとしても、その画像を見て感動した時の気持ちと同じぐらい、その美容室での仕上がりに満足できる事というのは、そんなにある物ではないような気がします。素敵な画像を見た時には「こんな風にしてもらえるんだ!」「こんなスタイルになれるんだ!」と感動するかもしれませんが、実際にその通りになれるかどうか、というのは100%ではありませんし、画像を見るだけならその美容室のすべてを知ることができる訳ではありませんから、スタッフの雰囲気やお店の雰囲気などが加味されると、そんなに良い美容室でもなければ美容師の人柄もイマイチだった、という事も当然起こりうるわけです。スタイル画像だけでは解らない事もたくさん有るんですよね。その点実際にその美容室へ行ったことのある人の感想と言うのはほぼ間違いありません。もちろん人によって感じ方は違いますから、その美容師の事を「素敵な人」と言われても自分の好みではなかった、という事はありますが、スタッフの誠実さやお店の雰囲気と言うのは経験した人にしか表現できない事も有り、その人の感覚がよほど人とずれていない限りは正しい情報と言えるでしょう。どんなに作品撮りにこだわって素敵な画像をネットに投稿したとしても口コミには敵わない、という部分があるような気がしますね。上福岡 床屋